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【東日本大震災復興プロジェクト】前浜マリンセンター @宮城県気仙沼市

【建物概要】
・竣工年:2013年
・所在地:宮城県気仙沼市
・構造:木造(板倉工法)
・規模:平屋(ロフトあり)
・設計:株式会社アンビエックス
・工務店:サスティナライフ森の家


東日本大震災後、「復興へ向けてまず、話し合いができる場をつくろう」という思いから、津波で流されてしまったマリンセンター(集会所)を再建するために地元住民主導により立ち上がった復興プロジェクト。
弊社代表の相根昭典が、復興支援のため集会所をいち早く作って地域の人達が集まれる場所を提供し、結束を強めることが復興において重要なことだと考え、実現したのがこちらの『前浜マリンセンター 』。
家の再建の前に、集会所など作ってもどうしようもないとのご意見もあったようなのですが、何とか説得して実現した建物です。

結果、人々が集まる場所ができたことで、地域の方々の結束がより固くなったことで復興に向けてより力強く進んで行っていただいたようです。
計画段階から皆さんで話し合いを重ね、焼杉、しっくい塗り、ウッドデッキ、家具製作に至るまでワークショップにて皆さんで作りました。
土地の購入費や建設費は、民間団体より支援を頂き、建材についても心あるメーカーより寄付を頂きました。
 
建物は会議室や調理室に加えて浴室やペレットストーブも備え、災害時には避難所にもなる施設です。


【㈱素材工房の取扱商品】
・くんえん乾燥木材(柱・梁などの構造材、間柱・筋交などの羽柄材、床、内壁、天井、外壁[焼杉]等)
・快適クロス(内壁)
・スーパーガニックS(内壁の目地処理)
・ドロプラクリーム(外壁)
・ウールブレス(羊毛断熱材)
焼杉としっくい壁のエントランス外観

焼杉としっくい壁のエントランス外観

焼杉としっくい壁のエントランス外観
焼杉外壁と最上町から寄贈された友情の付け柱
広いウッドデッキとガラス庇
浮き球を利用した館銘板
地松の太鼓梁とコブシの大黒柱
地松の床材を使用したステージ
最上町から寄贈された友情の大黒柱の据え付け
前浜マリンセンター竣工落成式
上棟式もちまき
焼杉ワークショップ
最上町から寄贈された「友情の大黒柱」
手作りの支援者銘板